西東京の皮膚科・美容皮膚科によく持ち込まれるお悩み⑥帯状疱疹

抗ウイルス薬や鎮痛薬の内服による治療が中心

帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスによって発症する疾患です。幼少期に水痘に罹患した方の体内に潜伏していたウイルスが体調不良などをきっかけに再活性化し、痛みを伴う赤みや水疱を生じさせます。

治療法としては、原因ウイルスにアプローチする抗ウイルス剤や鎮痛薬の内服が基本です。なお、クリニックによっては、50歳以上の方を対象に帯状疱疹ワクチンを提供しているところもあります。予防接種を希望する方は、相談してみてください。

帯状疱疹後神経痛を防ぐためにも早めに受診を!

帯状疱疹の治療は内服薬で進めますが、皮膚症状が治った後も痛みが改善しない場合があります。これは帯状疱疹後神経痛と呼ばれ、帯状疱疹の合併症としてよく見られる疾患です。治療が長引くと帯状疱疹後神経痛を発症するリスクが高まりますので、早めに受診しましょう。

ワクチン接種をすると、帯状疱疹を発症しても軽症で済む可能性が高いほか、神経痛を悪化しにくくする助けにもなります。50歳以上の方は、ぜひ検討してみてください。

十分な睡眠と栄養を取って規則正しい生活を

過去に水ぼうそうに罹患したことがある方は水痘・帯状疱疹ウイルスへの免疫を持ってはいますが、年齢を重ねるとともに弱体化していきます。風邪などで免疫力が低下した際に帯状疱疹として発症するリスクが高いため、日頃から十分な睡眠と栄養を摂り、規則正しい生活を心がけましょう。

なお、帯状疱疹は若い人が発症する可能性もあります。もし発症してしまった場合は、患部をなるべく温めて血行を促し、冷やさないように注意してください。

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