西東京の皮膚科・美容皮膚科によく持ち込まれるお悩み④水虫

皮膚に症状がある場合は外用薬による治療が基本

水虫は、白癬菌というカビの一種が皮膚に感染して起こる疾患です。足にできやすく、足の指や足の裏の皮が剥けたり、かゆみを伴う水ぶくれができたりします。皮膚に症状がある場合は、外用薬による治療が基本です。

再発しやすいため、症状がなくなってからも薬を塗り続ける必要があります。また、足を清潔に保つことも欠かせません。毎日石鹸で洗い、靴を脱いだ後は足や靴をしっかりと乾燥させましょう。日中に靴下を履き替えるのもおすすめです。

爪水虫の場合は外用薬に加えて内服薬も併用

白癬菌が爪にまでおよぶと爪水虫と呼ばれ、爪が白濁して分厚くなります。この状態だと爪がもろくなり、変形したり欠けたりしやすくなるのが特徴です。爪水虫の場合は外用薬のみでは効果が出にくいため、内服薬も併用して治療します。

なお、内服薬には副作用のリスクがあることから、薬を飲み続けるにあたって定期的な血液検査も必要です。また、肝機能障害がある方や複数の薬を飲み合わせている方は、爪白癬用の塗り薬で治療を行います。

適切な診断が重要!市販薬を使用する前に受診を

水虫は、すでに水虫に罹患している人と直接・間接的に接触することで感染します。水虫の人と同じスリッパを履いたり足拭きマットを共有したりすると感染しやすいので、家族間であっても使用には注意しましょう。

水虫を完全に治すには時間がかかるため、根気よく続けることが大切です。早めに受診し、適切な診断をしてもらいましょう。なお、市販の水虫薬を使用すると診断に影響が出てしまいますので、市販薬を使用する前に受診してください。

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